4人に1人は、一生のうちのどこかで精神疾患を持つことになるというイギリスの統計があります。
そして私も精神疾患(うつ病、不眠症、そして地震恐怖症)を持っている人の一人です。
そして年間約80万人が自殺をしています。この数字は、40秒に1人が自ら命を絶っているということになります。
この時代に、私達は精神疾患に関する偏見をなくし、もっとオープンにこの問題を語り合わなければならないのです。
ANSA通信(イタリアの大手通信社)に、以下のような記事があります。
http://www.ansa.it/english/news/general_news/2018/07/26/2.8-million-in-italy-suffer-depression_5e3f3da7-34e5-464f-ae2f-f2036a05d7d5.html
この記事によると、280万人のイタリア人がうつ病で苦しんでいるというのです。
もしこのページを読んでいるあなたがうつ病をはじめとする精神疾患に苦しんでいるのなら、あなたは決してひとりではありません。
精神疾患に関する話題は、もはや「タブー視」できない実態がここにあるのです。
私達は、「私は精神疾患を持っている」とか、「私は地震が怖い」などと言いづらい環境にあります。
それは周囲の偏見を恐れてであったり、あるいは「精神疾患は弱い人がなるものだ」という認識(これを欧米ではstigmaと呼びます)があったりするためです。
ですが前に示した通り、もはや精神疾患は他人事でなく、そしてタブー視している場合ではないのです。
そこで、多くの人たちが、より少ない抵抗により、「私は……」とカミングアウトできる社会を作りたい。そう私は思ったのです。
そのため私は今この活動をしているのです。