私たちについて

ようこそ、Ho paura dei terremoti の日本語サイトへ。

Ho paura dei terremoti とは、イタリア語で「私は地震が怖い」という意味であり、地震の後に生きることへのつらさを抱えている人たちに向けて書かれたサイトです。

このサイトは日本語、英語、イタリア語で運営されています。

 

基本的に、このサイトは日本に住むひとりの学生(Twitter: @fear_of_quakes)によって運営されています。

 

私は東日本大震災を被災しています。

そして、地震恐怖症(paura dei terremoti; tremofobia)と生き埋め恐怖症(paura di essere sepolti vivi; tafofobia)で闘病しています。

うつ病と不眠症(診断済み)で闘病中で、希死念慮も持っています。

 

私は2017年12月にはじめての自殺未遂をしています。

その後何回か未遂をしながら、なんとか生きています。

私たちが目指すもの

私は自らの東日本大震災の経験や国内外の悲惨な報道などから、地震などの災害により心に傷を負った人や、精神疾患を患っている人を助けたいと思っています。

ただ、私は心理専門職ではないので、できることは限られていますが、このサイト等が誰かの役に立てば幸いです。

 

私は、地震の被害を受けた人たちで、物理的にも精神的にも傷つき、それが残っている人にアプローチしたいと思います。

 

とある建築家は言いました。「災害は人を物理的にも心理的にも傷つける」と。

私はその言葉に心から賛成しています。

せめて物理的な傷(たとえば家を失うなど)を取り除くことはできなくても、心理的な傷、つまり心的外傷後ストレス障害(DPTS)やうつ病(depressione)などの「こころの傷」を抱えている人に、私の経験から何かできることがあるはずなのです。

私たちが知ってほしい、5つのこと

1.地震恐怖症についてもっと知ってください。

 

なぜなら、地震の恐怖で苦しむ人たちはたくさんいるからであり、彼らは静寂を保っているからです。

「地震が怖いなんて人に言いづらい」と思い、彼らは人に打ち明けようとは思いません。

また、地震が怖いと打ち明けたところで、かつての私がそうだったように、理解されないこともあります。

だから、このサイトを見ているからには、地震恐怖症についてもっと知ってもらいたいのです。

無理解で苦しむ人を一人でも減らすために。

 

地震恐怖症とは」を参照されてください。

 

 

2.精神疾患は、「病気」であり、あなたの弱さや甘え、怠惰などに起因するものではありません。

 

精神疾患で苦しんでいる人は、絶対に、臆病者であったり、構ってほしいからであったり、自己満足だったりするものではありません。

精神疾患を持つ人は「うつ病は甘え」とか、「もっと苦しんでいる人がいる」などと言われ続けています。ですが、彼らはすでに精神疾患で苦しんでいて、それ以上に苦しむべきではないのです。 

 

メンタルヘルス」を参照してください。

 

 

3.私たちはもっと開放的に、メンタルヘルスについて語りあう場所を必要とします。

 

なぜなら、4人に1人が一生のうちのどこかで精神疾患にかかると言われているからです。(イギリスの統計による)

私も東日本大震災を被災するまでは、精神疾患とは無縁な生活を送っていました。

いつどこで誰が精神疾患になるかなど、誰にもわからないのです。

そして、このサイトのタイトルである"Ho Paura dei Terremoti(私は地震が怖い)"という言葉を、そして「私は精神疾患を持っている」ということを、決して恥ずかしがらず、またためらわずに、言える社会を私達は作っていく必要があります。

 

 

4.もしあなたが生きづらさを感じているなら、もしくは生きるのがしんどいと感じているなら、助けを求めてください;それは決して恥ずべきことではなく、あなたの強さです。

 

5.もしあなたの大切な人が自殺の危機にあるなら、以下のことをしてはなりません。

 

無理に励ます。

自然に治ると思いこむ。

道徳的/宗教的な問題を口にする。

(例えば、「自殺は道徳的に許されることではない」とか、「聖書は自殺を禁じている」などです。)

  

覚えていてください。

 

自殺は選択ではありません;それは起こるのです

 

精神的な痛みや苦しみが、乗り越えられないと感じたときに。

 

自殺を考えているあなたへ」を参照してください。